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性器がかゆいのは性病?考えられる原因と受診・検査の目安を解説

この記事では、性器がかゆいときに考えられる性病やその他の原因、受診・検査を考える目安を、公的機関の情報をもとに整理します。

かゆみだけで病名を判断せず、ほかの症状もあわせて確認することが大切です。

 

結論からいうと、性器のかゆみはクラミジアや性器ヘルペス、トリコモナス症などで現れる場合がありますが、かぶれやカンジダなど性感染症以外でも起こります。

厚生労働省も、性感染症には症状がない場合があると案内しています。

 

そこで、症状が強い場合は医療機関を優先し、症状が乏しく「感染していないか確認したい」という場合には検査を検討しましょう。

郵送検査を利用する場合も、検査項目や採取方法が自分の状況に合うか公式ページで確認することが重要です。

 

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性器がかゆいのは性病?まず知っておきたいこと

性器にかゆみが出ると、「性病に感染したのでは」と心配になるかもしれません。

しかし、性器周辺のかゆみには複数の原因があり、かゆみという症状だけでは性感染症かどうかを区別できません。

 

性感染症によって特徴的な症状が現れることもありますが、症状がほとんど出ない感染症もあります。

まずは、かゆみ以外に何が起きているかを確認することが重要です。

 

かゆみだけでは性病かどうか判断できない

性器のかゆみは性感染症で起こることがありますが、石けんなどによる刺激、皮膚トラブル、カンジダなどでも起こります。

 

NHSも、性器のかゆみだけがある場合は性感染症以外の皮膚刺激などが原因になっているケースがあると案内しています。

女性の腟周辺では、カンジダによるかゆみも代表的な原因の一つです。

 

そのため、「かゆい=性病」と決めつけることも、「かゆいだけだから性病ではない」と判断することも避けましょう。

感染機会やほかの症状まで含めて考える必要があります。

 

性感染症でもかゆみが出ることがある

性感染症で性器のかゆみが現れることはあります。

厚生労働省によると、性器クラミジアでは男性に尿道のかゆみが現れる場合があり、性器ヘルペスでは性器周辺に痛みやかゆみを伴う水疱・潰瘍ができる場合があります。

 

トリコモナス症でも、男性では陰茎内部のかゆみや刺激感、女性では性器のかゆみ・灼熱感・赤みなどがみられることがあります。

 

ただし、性感染症は無症状の場合もあるため、症状の有無だけで感染を否定することはできません。

厚生労働省の性感染症情報もあわせて確認するとよいでしょう。

 

水ぶくれや強い痛みなどがある場合は受診を優先する

かゆみだけでなく、水ぶくれ、潰瘍、強い排尿時痛、尿道からの膿、不正出血、強い下腹部痛などがある場合は、郵送検査だけで済ませず医療機関へ相談することを優先しましょう。

 

たとえば性器ヘルペスでは水疱や潰瘍、初感染時には発熱やリンパ節の腫れなどが起こる場合があります。

淋菌感染症でも、男性では強い排尿時痛や尿道からの膿、女性ではおりものの増加や下腹部痛などがみられます。

 

現在出ている症状そのものを診断・治療してほしい場合は、検査キットより医療機関の診察が適しています。

参考:厚生労働省「性感染症」

 

性器のかゆみで考えられる5つの原因

性器のかゆみに関係する病気や状態はいくつかあります。

ここでは代表例を整理しますが、症状だけで原因を確定することはできません。

 

とくに性感染症には無症状のケースもあるため、「この症状がないから感染していない」と考えないことが大切です。

原因①:性器クラミジア

性器クラミジアは、クラミジア・トラコマチスという細菌による性感染症です。主に性的接触によって感染します。

 

厚生労働省によると、男性では排尿時の軽い痛み、尿道からの膿、かゆみなどが現れる場合があります。

一方、女性では自覚症状がほとんどないケースが多いとされています。

 

クラミジアは「かゆくなければ感染していない」と判断できない点に注意が必要です。

心当たりがある場合は、症状だけでなく検査による確認が重要です。

参考:厚生労働省「性器クラミジア感染症」

 

原因②:性器ヘルペス

性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによる感染症で、性的接触などによって感染します。

 

厚生労働省では、男性では性器や肛門、女性では外陰部などに、痛みやかゆみを伴う小さな水疱や潰瘍ができる場合があるとしています。

初めて症状が出た際には、発熱や足の付け根のリンパ節の腫れ、排尿時痛などを伴うこともあります。

 

「かゆみ+水ぶくれ・ただれ・痛み」がある場合は自己判断せず、早めに医療機関へ相談することが大切です。

参考:厚生労働省「性器ヘルペスウイルス感染症」

 

原因③:トリコモナス症

トリコモナス症は、トリコモナス原虫によって起こる性感染症です。症状が出ない人も少なくありません。

 

CDCによると、男性では陰茎内部のかゆみや刺激感、排尿・射精後の灼熱感、分泌物などがみられることがあります。

女性では性器のかゆみ、灼熱感、赤み、痛み、おりものの変化などが生じる場合があります。

 

性器のかゆみにおりものや分泌物の変化が重なっている場合は、検査・診察を検討したい症状です。

症状だけでトリコモナス症と判断することはできないため、必要に応じて検査を受けましょう。

 

原因④:性器カンジダ症

カンジダは体に存在することのある真菌で、増殖すると腟カンジダなどの症状を起こす場合があります。

 

CDCによると、腟カンジダではかゆみ、痛み、性交時痛、排尿時の不快感、おりものの変化などが現れることがあります。

一般的な腟カンジダは通常、性交によって獲得する感染症とは考えられていません。

 

ただし、かゆみなどの症状は他の腟炎や性感染症とも重なるため、自己判断で市販薬を使い続けるより、症状が初めて出た場合や繰り返す場合は診察を受けるほうが確実です。

 

原因⑤:かぶれや皮膚への刺激

性器周辺は刺激を受けやすく、性感染症ではない原因でもかゆみが起こります。

 

石けんやボディーソープ、洗浄剤、汗や蒸れ、剃毛による刺激などが原因になるケースがあります。

NHSも、性器の皮膚は敏感で、使用している製品などによる刺激がかゆみの原因になる場合があると案内しています。

 

かゆみが続く、赤みや腫れが強い、できものがある場合は、単なるかぶれと自己判断しないことが重要です。

 

性病を疑うときに確認したい4つのポイント

性器のかゆみだけでは性感染症を判断できないため、ほかの症状や感染機会もあわせて確認します。

次の4項目は診断基準ではありませんが、医療機関への相談や検査を考える際の整理材料になります。

ポイント①:排尿時の痛みや尿道からの分泌物がある

性器のかゆみに排尿時痛や尿道からの分泌物が加わっている場合、性感染症を含む尿道炎などの可能性を確認する必要があります。

クラミジアでは軽い排尿時痛や尿道からの膿、淋菌感染症では男性に強い排尿時痛や膿がみられる場合があります。

 

排尿時痛や膿がある場合は、かゆみ止めだけで様子を見ず、泌尿器科などへの相談を検討しましょう。

原因によって治療法が異なるため、適切な検査を受けることが重要です。

 

ポイント②:水ぶくれ・潰瘍・できものがある

性器周辺に水ぶくれや潰瘍、できものがある場合も注意が必要です。

 

性器ヘルペスでは、かゆみや痛みを伴う水疱・潰瘍が現れることがあります。

一方、性器周辺のできものには性感染症以外の皮膚疾患などもあり、外見だけで原因を特定することはできません。

 

水ぶくれや潰瘍がある場合は、郵送検査だけでは確認できない病気もあるため、診察を優先するのが適切です。

症状がある部位を医師が直接確認することで、必要な検査につなげられます。

 

ポイント③:おりものの量や色・においが変化した

女性の場合、性器のかゆみにおりものの変化が伴っていないか確認します。

 

淋菌感染症ではおりものが増える場合があり、トリコモナス症でも量・色・においの変化を伴うことがあります。

また、カンジダでも異常なおりものがみられるため、おりものだけで病名を区別することはできません。

 

かゆみとおりものの異常が同時にある場合は、問診だけでなく必要に応じた検査が重要です。

初めての症状や、いつもと明らかに違う場合は婦人科などへ相談しましょう。

 

ポイント④:感染機会があった・パートナーが診断された

性感染症は、性器同士の性交だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスなどでも感染することがあります。

厚生労働省は、性的接触によって口や性器などの粘膜・皮膚から感染すると説明しています。

 

最近コンドームを使用しない性的接触があった、パートナーが性感染症と診断されたなどの場合は、症状の有無だけで判断しないことが大切です。

 

性感染症には自覚症状がないケースがあるため、感染機会そのものが検査を考える重要な情報になります。

検査する部位や項目は行為によって異なることもあるため、医療機関や検査サービスで確認しましょう。

 

性器がかゆいときの受診と検査方法

性器にかゆみがある場合、「病院へ行くべきか、自宅の検査キットでもよいのか」と迷うことがあります。

基本的には、現在明らかな症状があり診断や治療が必要なら医療機関、症状が乏しく感染の有無を確認したい場合には郵送検査も選択肢になります。

 

症状が出ているなら医療機関で診察を受ける

性器のかゆみに加え、水ぶくれ、潰瘍、強い痛み、膿、発熱、下腹部痛などがある場合は、医療機関で診察を受けることを優先しましょう。

男性なら泌尿器科や性感染症を扱う医療機関、女性なら婦人科・産婦人科などが相談先になります。皮膚症状が中心の場合は皮膚科で対応できることもあります。

 

検査キットは感染の有無を調べる手段の一つであり、現在の症状そのものを診断したり治療したりするものではありません。

症状が強い場合や急速に悪化している場合は、郵送検査の結果を待つより受診を優先してください。

 

自宅の郵送検査を利用する方法もある

医療機関へ行くことに抵抗がある場合や、症状はほとんどないものの感染機会が気になる場合には、郵送検査という方法があります。

 

STDチェッカーは自宅で採取した検体を郵送し、結果をWEBで確認できるサービスで、運営会社の登録衛生検査所で検査を行っています。

ふじメディカル、予防会、さくら検査研究所などにも自宅用の性感染症検査があります。

 

大切なのは「とりあえず何か検査する」のではなく、感染機会や症状に合った項目を選ぶことです。

検査項目や採取部位、検査可能な時期はサービスごとに異なるため、最新情報を公式ページで確認してください。

 

検査対象や申込条件は変更される可能性があるため、購入前に現在利用できる検査項目を確認しておきましょう。

 

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性病検査サービス5社の特徴を確認

今回確認した郵送検査サービスには、それぞれ検査項目やサポート体制の違いがあります。

特定のサービスがすべての人に適しているわけではないため、性別・症状・感染機会・調べたい感染症に対応しているかを確認して選びましょう。

サービス確認できた特徴
ルナドクターFemCHECK・STD CHECKを展開。自宅で採取しオンラインで結果確認が可能
STDチェッカー匿名の郵送検査に対応。登録衛生検査所の自社ラボで検査
ふじメディカル登録衛生検査所で検査。複数項目のセット検査などを用意
予防会郵送検査に加え、陽性時の医療機関案内などを実施
さくら検査研究所登録衛生検査所が受付から検査・結果報告まで実施

ルナドクターでは女性向けFemCHECKでクラミジア、淋菌、トリコモナス、カンジダなどを含む検査が用意されています。

STDチェッカーではクラミジア・淋菌・トリコモナス・HIV・梅毒など複数の検査項目を扱っています。

 

ふじメディカルには複数項目のセットがあり、予防会でも男女別の郵送検査セットが提供されています。

さくら検査研究所もクラミジア・淋菌・梅毒・HIVなど複数項目を扱っています。

 

郵送検査は医師による診察そのものではありません。

症状がある場合や陽性だった場合、症状が続くのに陰性だった場合は医療機関へ相談してください。

 

確認先は次のとおりです。

性器のかゆみがあるときに避けたい3つの行動

性器のかゆみが続く場合、原因を特定しないまま対処を続けると、必要な診断や治療が遅れる可能性があります。

とくに性感染症と皮膚トラブルでは治療方法が大きく異なるため、次の3点には注意しましょう。

 

注意点①:症状だけで病名を決めつける

「かゆいからクラミジア」「白いおりものだからカンジダ」など、症状だけで病名を判断するのは避けましょう。

複数の感染症や皮膚疾患で似た症状が現れる一方、クラミジアなどはほとんど症状が出ない場合もあります。

 

症状だけでは「感染している」「感染していない」のどちらも確定できません。

不安がある場合は、感染機会や症状を医療機関へ伝え、必要な検査を受けることが確実です。

 

注意点②:自己判断で薬を使い続ける

かゆみがあるからといって、市販のかゆみ止めやカンジダ治療薬などを自己判断で使い続けることにも注意が必要です。

CDCも、腟カンジダに似た症状は他の原因でも起こるとしており、市販薬を使っても症状が続く場合や短期間で再発する場合には診察・検査を勧めています。

 

原因と合わない薬を使っている間に、別の感染症の発見が遅れる可能性があります。

初めて出た症状、強い症状、繰り返す症状では医療機関へ相談しましょう。

 

注意点③:原因が分からないまま性交渉を続ける

性感染症の可能性が否定できない状態で性交渉を続けると、感染症だった場合にパートナーへ感染させる可能性があります。

厚生労働省は、クラミジアで陽性が確認された場合、パートナーも受診・治療し、治療が完了するまでは性交渉を避けるよう案内しています。

 

性感染症が疑われる症状や明確な感染機会がある場合は、原因が分かるまで性交渉を控えることも重要です。

陽性となった場合は、自分だけでなくパートナーの検査・治療について医師の指示を受けましょう。

 

性器のかゆみと性病でよくある質問

性器がかゆいときに多い疑問を、性感染症との関係を中心に整理します。

性器がかゆいだけでも性病の可能性はありますか?

可能性はありますが、かゆみだけでは判断できません。クラミジアやヘルペス、トリコモナス症などでかゆみが出る場合がある一方、皮膚刺激やカンジダなどでも起こります。感染機会やほかの症状を含めて判断し、必要なら検査・受診をしてください。

性器がかゆくなければ性病ではありませんか?

いいえ。性感染症には自覚症状が出ないものがあります。厚生労働省も、性感染症では無症状の場合があると案内しています。症状がなくても感染機会が気になる場合は検査を検討できます。

性器がかゆいときは何科を受診すればよいですか?

男性では泌尿器科、女性では婦人科・産婦人科が主な相談先です。性感染症を専門に扱う医療機関でも相談できます。皮膚のかゆみや湿疹などが中心の場合は皮膚科が対応することもあります。

自宅の性病検査キットだけで大丈夫ですか?

感染の有無を確認する手段にはなりますが、診察や治療の代わりではありません。水ぶくれ、潰瘍、強い痛み、膿、発熱などがある場合や、症状が続く場合は医療機関を優先してください。

性器がかゆい場合、クラミジア検査だけ受ければよいですか?

症状だけでクラミジアに絞ることはできません。感染機会によっては淋菌、トリコモナス、梅毒、HIVなど別の検査が必要になる可能性があります。検査項目は医療機関や検査サービスへ相談して選びましょう。

性病検査が陰性なら、かゆみは放置してもよいですか?

いいえ。検査した感染症が陰性でも、カンジダや皮膚炎など別の原因が残ります。また、検査対象やタイミングによって確認できる範囲も異なります。かゆみが続く場合は医療機関へ相談してください。

性器がかゆいときは性病と決めつけず症状と感染機会を確認しよう

性器のかゆみはクラミジア、性器ヘルペス、トリコモナス症などの性感染症でみられる場合があります。

しかし、カンジダやかぶれなどでも起こるため、かゆみだけで性病かどうかを判断することはできません。

 

排尿時痛、膿、水ぶくれ、潰瘍、おりものの大きな変化、発熱などがある場合は医療機関への相談を優先しましょう。

症状が乏しくても感染機会が気になる場合には、医療機関や郵送検査で感染の有無を確認する方法があります。

 

郵送検査を利用する場合は、検査できる感染症や採取部位、利用条件がサービスによって異なります。

最新の検査項目や申込条件を公式ページで確認し、陽性の場合や症状が続く場合は適切な医療につなげることが大切です。

 

検査項目やサービス内容は変更されることがあるため、申し込み前に現在の対象項目と利用方法を確認しておきましょう。

 

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